2010年8月 のアーカイブ

アルゼンチンタンゴとバンドネオン

2010年8月30日 月曜日

この仕事をしていると、本当に色々な職種の方とお知り合いになれます。
今回の方は音楽家。といっても、同業者でもあるのです。
元々音楽家として古美術をコレクションされていたのですが、趣味が仕事になったというわけです。


コンサート会場が銀座のマキシムドパリということもあり、そこそこ正装して行かなければならなく、贅沢な気分で、初めて聞くアルゼンチンタンゴを堪能しました。


招待してくださった方は体程の大きさのコントラバス。情熱的で素敵な演奏でした。
交換会などでお話する時とは違う側面を見て、とても興味深く、なんだか羨ましく思いました。


バンドメンバーはピアノとコントラバスとバイオリンとバンドネオン。


バンドネオンという楽器も初めて見ました。会場で初めてその楽器を見たのは僕を含めて二人だけでした。
そんな僕たち二人のために、バンドネオンの説明をしてもらったのですが、とても難しそうな楽器でした。
アコーディオンのような蛇腹がついていて、両手にボタンが40個近くついていて、両手の組み合わせと蛇腹の押し引きで144通りの組み合わせの音が出るそうです。
まずその144通りの音を覚えてから初めて思い通りの音が出る。気が遠くなりそうですね。


とても情熱的なアルゼンチンタンゴ。いつか本場で聞いてみたいものです。

奈良の古寺と仏像ー会津八一のうたにのせてー@三井記念美術館

2010年8月8日 日曜日

ずっと行きたかった、三井記念美術館に行ってきました。
同業の大先輩に「仏教美術のお店で修業しておいてまだ行ってないとはどういうことなのか」と呆れられてしまいまして、慌てて朝一番に行ってきました。


まずは博物館でしか見られない、飛鳥白鳳時代の鍍金仏。
今回の展示は奈良の寺に納まっている仏像ばかりなのですが、奈良という土地のすごさを実感してしまいます。
どれも有名なものばかりで、図録の表紙になっているものや、図録に載っている見覚えのあるものばかりです。
この日展示されていた鍍金仏のなかでは、岡寺の如意輪観音が一番惹かれました。
指先まで繊細に細く、引き締まった体型、宝冠の鋭さ、素晴らしいお顔。


岡寺は真言宗のお寺で正式名称は東光山真珠院龍蓋寺というそうです。
この鍍金仏は岡寺の本尊である如意輪観音の体内仏として出てきたそうです。



今回の展示は奈良の有名な寺の数多くの仏教美術を展示するため、何回か展示替えがあるので、図録を買いましたが、お寺ごとに仏像が紹介されていて、なかなか見やすい図録でした。
図録は当たり外れが結構あるものですが、これは買ってよかった図録かもしれません。


奈良の古寺と仏像ー会津八一のうたにのせてー
三井記念美術館
9月20日まで

いのりのかたち@根津美術館

2010年8月5日 木曜日

外に出るのも億劫な程、暑い日が続きますが、根津美術館へ行ってきました。
バタバタして中々行けなかった「いのりのかたち~八十一曼荼羅と仏教美術の名品~」の展示終了が迫っていたからです。


新しくなった根津美術館は少しスタイリッシュですが、和の雰囲気も生かされていて、若い人にも受けがよさそうな内装になっています。新しくなってから何回か行きましたが、いつも外人さんが多い気がします。


今回の「いのりのかたち」では、魅力的な仏画が多かったのが印象的でした。

古美術市場ではほとんど見ることもできない平安仏画や、朱色の彩色が美しい高麗仏画。


仏画の中で僕が最も印象的だと思ったのは、大威徳明王が弓を射っている図でした。
鎌倉時代の仏画で、ところどころ絵がない部分もあり、状態は良好とは言えないのかもしれませんが、通常牛の上にまたがっている明王が牛の上に片足立ちで弓を射っている姿は、とても迫力に満ちたものでした。
動きながら狙っているのかわかりませんが、明王の背後の焔も、風に靡いて動きが付いているのも躍動感がありました。大威徳明王は顔も六つ、腕が六本、足も六本で牛にまたがっており、とても迫力があります。


展示室の最後のほうにあった、小さめの可愛い不動明王立像も彩色も切金も美しく、魅力のあるものでした。



残りわずかですが、お時間のあるかたは是非いらしてみてください。



根津美術館
いのりのかたち
8月8日まで
10:00~17:00(入館は4:30まで)

骨董ジャンボリーを終えて

2010年8月3日 火曜日

7月30日、31日、8月1日と三日間に渡って行われました、骨董ジャンボリーが無事終わりました。


無事といいましても、実際は無事ではありませんでした。
というのも、情けない話、派手に夏風邪をひいてしまいまして、初日と最終日の搬出以外は自宅療養してました。

今年の夏風邪は喉に来るタイプらしく、本当に喉が痛くて夜中に病院をハシゴしてしまいました。
両腕に筋肉注射を打ってもらったり、点滴拒否されたり、喉飴を合計100個近く舐めたり、色々やったお陰で何とか完治に向かっております。
皆様をお気をつけください。


色々な方にご迷惑をおかけしました。申し訳ございませんでした。皆様の温かいお心づかいに深く感謝しております。


今回はそんな感じで本調子ではなかったですが、近くのブースの方々は、お知り合いの業者さんばかりで、とても楽しくお仕事ができました。

次の催事は10月の目白コレクション<秋>でしょうか。それまでにまた仕入れに励みたいと思います!