2012年2月 のアーカイブ

一二三さん

2012年2月28日 火曜日

先日、先輩業者さんである古美術一二三の主人、斎藤さんがお亡くなりになられたそうです。


一二三さんといえば、元デザイナーという事もあり、センスのあるHPが印象的でした。
実はそのHPのデザインを、今まで我々が行ってきた催事に使う広告やDMのイメージとして何度も参考にさせて頂きました。
そのHPでは、定期的にweb骨董市なるものを行うや否や、品物が次々と売れていくのを見て、一二三さんがいかに皆さんに愛されてきた古美術商であったかがわかります。


そういった古美術のセンスだけに留まらず、ほっこりした優しいお人柄も大好きでした。


修行中に参加させてもらった飲み会で、嬉しそうに自分のカバンからデルフトの盃を出してお酒を飲んでいた一二三さん。
すぐ他の業者さんに注目され、値段を聞かれ、「これは売り物じゃないんです・・」と申し訳なさそうで、少し嬉しそうな一二三さん。
僕のような経験の浅い者にも、いつも優しく話しかけてくれました。
でも会では、同じ品物を競りあったこともありました。ほとんどが負けましたが。


前回の目白コレクションでは僕の商品を買ってくださいました。
「いくらになるの?」と聞かれ、「一二三さんなら・・・」と一人前のような口を聞いておずおずと値段を言いました。


その後、「他にも一二三さんなら・・・っていうものはないの?」と笑顔で聞かれ、恥ずかしいような嬉しいような思いをしたのを鮮明に覚えています。

修行が終わった頃、とある大先輩業者さんに言われた言葉があります。


「まずは同業者相手に商売をしなさい」


同業者相手は値段もシビアだし、魅力のないものは買わない。だから同業者相手に商売ができてくると、お客さんにもきっと響くような物が仕入れられる・・と。


確かにその通りだと思います。大好きな業者さんである一二三さんに買い物をしてもらい、正直嬉しさ9割、「安すぎたかな・・」という卑しい気持ち1割でした。
その後、その品物はHPに乗り、僕が見た頃はすでに販売済になっていました。


謹んでご冥福をお祈りいたします。

上海出張

2012年2月17日 金曜日

2月序盤に機会があって、上海へ出張に行ってきました。
学生時に留学してから、たまに上海へ行く機会はありましたが、今回のように一週間程滞在するのは本当に久しぶりです。


まず浦東空港から市街地まで車で一時間弱程の道のりも、10年前くらいは四方に何もない道をただ走っていただけなのに、家がどんどん建っていました。
予想を超えた発展に驚きです。


仕事もそこそこに、久しぶりの本格中華を食べました。
いいところばかり連れて行ってもらったので、どれもおいしかったです。

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時間が空いた時には上海博物館にも行きました。
今の美術市場を騒がせている中国美術の最高峰であろう物が沢山展示されていました。
とても勉強になったのですが、見ていて癒される日本美術と違い、中国美術が放つ、何か「圧」のような物に圧倒され、見終わった頃にはすっかり疲れてしまいました。
官窯の物が多いからでしょうか。。

久しぶりの上海はとても刺激的で、モチベーションも上がりました!!