2012年11月 のアーカイブ

俳句の事① 11月提出分俳句

2012年11月10日 土曜日




趣味として、数年前から俳句を習っています。

きっかけは、修行中、甍堂に毎月届く俳句雑誌「澤」でした。
当時は俳句と川柳の違いもわかっていませんでしたが、「澤」の中には、素人見ながらも、目をみはるような素晴らしい句が沢山紹介されていて、徐々に興味を持って行きました。

そして甍堂と親交の深い古美術商「栗八」さんのお店で毎月、「澤」の主宰である小澤實さんをお招きした、栗八句会たるものが開催されている事を知り、御縁と主人のお心遣いにより、僕も修行中から参加させて頂くことになったのです。

五七五の中に言いたいことを凝縮するのことはとても難しく、さらに俳句は川柳と違い、「季語」を必ず入れなければなりません。
初めは苦戦しました。でも句会に通わせて頂くうちに、小澤さんや栗八さん、句会に来られている方々のご指導で、少しずつ、本当に少しずつですが、コツのようなものも徐々に掴んでは離し(笑)経験を積んで行きました。


そうこうして1年程過ぎた頃でしょうか、僕の甍堂での修行が終わりを迎え、「澤」に、僕の句を毎月提出させて頂く事になったのです。
これはこれで嬉しいのですが、毎月作る句の数は倍以上になりました。
今まで栗八句会で毎月3句だけ作ればよかったのが、「澤」提出用に+7句程(澤に掲載されるのは多くても5句なのですが、僕ではまだ未熟でボツな句がほとんどなため。多めに提出する必要があったのです)

俳句が趣味 というと聞こえはかっこいいですが、毎日生活している中でふと句が浮かぶ・・という境地には中々なれず、〆切前に歳時記(季語ばかり載っている辞書のようなもの)を睨んで必死に句を作っています。

俳句は季節を詠む詩です。俳句を始めてから、季節の移り変わりを改めて見直す事ができました。
「鯛焼き」が冬の季語だったり、と面白い発見も様々で、今では楽しく投句させてもらっています。


長々と書きましたが、ブログ更新の意味もこめて、毎月投句している内容をこのブログに載せることにしました。
駄作でお恥ずかしいのですが、一記録として御笑読頂ければと思います。



・妻選りた衣纏うや冬に入る
・初出しの掛軸競るやマスクして
・湯豆腐や食べるラー油が紅く染む
・鯛焼の温もり僅か紙袋
・粕汁や椀に残れる白い波
・寄鍋や子の分を先ず取り分けて
・風邪の子や指紋だらけの眼鏡持ち
・枯蓮や生けて九州経筒に



これらの句は、栗八の高木さんに添削してもらった後、澤編集部に届き、おそらくそこでも添削して頂いた後、使えそうな句だけ、掲載される事になります。
なので、僕の手元に澤が届いて僕の句を見てみると、添削されすぎて、原型を保っていない句も多々あり、いつも驚きます(笑)
勿論、添削後、遥かにいい句へと進化しているのです。